SewiGの日記
2007-02-05 [月] [長年日記]
■ [Opinion] ホワイトカラー・エグゼンプション
残業代がいらないのに出社する理由として何があるのでしょうか。
- スキルアップしたい
- 仲間と意見交換をしたい(雑談など含む)
- 暇つぶし
スキルアップなら自宅でスキルアップすればいいんじゃないかと思います。また、同僚が必要なら別に場所が会社である必要はないと思います。もし、会社にいなきゃならない理由があるとすれば、会社の設備が必要だから、ということでしょうか。
ソフトウェア産業に関して言えば、VPNなんかを導入してしまえば、環境は会社内部とほぼ同じだし、もはや休日出勤する必要はない。どうしても会社のソフト、会社にある高価な実験設備が必要なことをやるんだったら、それはよほど専門的なことをやってるんでしょう。だったら業務と密接な関係があるんだから残業代を貰えばいいと思う。
結局、会社にいる本当の理由は3番目の暇つぶしでしかないと思います。自宅ではやることがないから出社するとか。自宅で作業できるけど空調が効いてるだとか、机が広いだとか。
ここまでは働く側の話。
経営者からすれば、会社の設備を使われても社員が無給でスキルアップしてくれるのならば嬉しいですね。でもホワイトカラー・エグゼンプションとか使わなくてもタイムカードをリーダーに通して、退社したことにすれば、あとは働きたいだけ働かせればいいと思うけど。
そして世論は、この制度によって過労が増えると言っています。でも上の通り、無給でも働く(といっても本当に“労働”しているかどうかは分からないが)ようなことが現行の制度でも既に可能なのだし、無駄かと。
結局、金が欲しけりゃ規定の残業時間まで働けばいいし、スキルアップしたけりゃタイムカードを通すなり自宅で作業すればいいと思う。ホワイトカラー・エグゼンプションの有無は関係ない。そして関係ないような制度はわざわざ作らなくてもいいような。
つ 上司と周りの目
つ 残業しないと終わらない仕事量
つ 残業代は、課のみんなで分け合うもの
WEは、
残業代を払わない=勤務時間帯に全て終わらせようとする=効率UP=家庭の時間もできる とか夢見てるのでは。
日本の「みんなで一緒に苦労しよう」「俺がこんだけやってるのにあいつは…」という文化は、この制度には合わない…
確かに帰りにくいというのはありそうですね。
最近だとランチメイト症候群の話も聞きますし
コミュニケーションの難しさはありそうです。
さらに、残業しないと終わらないような仕事が本当にあって
勤務時間に終わらせるようにしなければならないのなら
日本人の働きすぎの抑止になるかは微妙なところです。