FreeBSDガイド - FreeBSDをインストールする

導入

ここでは FreeBSD 6.1-RELEASE をi386アーキテクチャにインストールする手順を紹介します。 とりあえず、最低限FreeBSDを動作させるようにして、後で独自の環境を構築するようにします。

(FreeBSD 4.9-RELEASEについての記述)

インストール前の準備

CD/DVDからインストールすると簡単です。次の2つの方法から好きな方でインストールしましょう。

  1. CDイメージをダウンロードしたものを利用する
  2. 雑誌の付録CD/DVDを利用する。

CDイメージは http://www.freebsd.org/ja/where.htmlから入手できます。 次の2つのファイルをダウンロードすれば問題ありません。

  • 6.1-RELEASE-i386-disc1.iso
  • 6.1-RELEASE-i386-disc2.iso

ダウンロードしたファイルはライティングソフトでイメージを書き込んでください。 ちなみにbootonlyでユーザランドをインストールして後で自分の好きな構成で追加インストールもできます。

インストール

  1. CD/DVDドライブに用意したメディアを入れます
  2. CD/DVDから起動するようにBIOSの設定を変更します
  3. 「Welcome to FreeBSD!」が出たら「1. Boot FreeBSD [default]」を選びます
  4. 「sysinstall Main Menu」が出たら「Custom」を選びます
  5. 「Partition」でハードディスクにFreeBSDの領域を確保します
  6.  →ここで分割された領域をスライスと呼びます。   FreeBSD以外でパーティションと呼ばれているのは、FreeBSDのスライスです。   どうすれば分からない人は[a]を押しておけばいいでしょう。   ここで、起動時にどのOSを起動するかを選択するブートローダをインストールするかどうかを聞かれます。

  7. 「Label」でラベルを設定します
  8. ここで、自分のハードディスクの容量と相談して容量を割り振ります。 特に、/varや/homeは大きく割り当てておいたり、別のハードディスクにするのも良いでしょう。

  9. 「Distributions」でインストールする構成を選びます
  10.  →XがついているものはX-Window環境がどっさり入ります。サーバとして利用するなら不要です。

  11. 「Media」でインストールするメディア、今回の場合はCD/DVDを選びます
  12. 「Commit」でいよいよインストールします
  13.  →ここでキャンセルすれば、ハードディスクは無傷です。心の準備ができたらコーヒーの準備をして、インストールを開始してください。

インストール時のトラブル

  • インストール途中で止まる
  •  →「Welcome to FreeBSD!」のメニューで「Boot FreeBSD with ACPI disabled」で起動してみる。