音声認識人形 おしゃべりはなちゃんは株式会社 パートナーズ プロパー事業部の製品。 不特定話者の音声認識技術により、はなちゃんは誰とでも会話することができる。認識率は98%と謳ってある。 たっくんのお友達らしいが、男には興味がなかったので、たっくんは購入せず。 東京インターナショナル ギフト・ショー春2005開催以後、私はこの記事を見てから早く、はなちゃん発売しないかなー、と幾度の発売延期に耐えてきた。そしてついに発売。 さらに音声出力は、音声合成ではなく4歳の園児が声優をしているらしく、かなりかわいい。 前編ではまず概要を紹介し、はなちゃんと一緒に遊ぶ様子を紹介しよう。
音声認識人形 おしゃべり「はなちゃん」を試す! 前編
音声認識人形 おしゃべりはなちゃんとは?
購入
ネットショッピングなら様々なサイトで販売されている。
販売ターゲットは中高年層の女性の方らしいのだが、技術者たるもの音声認識の応用事例は是非とも調査したい、ということで私は (;´Д`)ハァハァするために研究目的で楽天市場にて購入した。
購入前に伝票に商品名を記述するかどうかを確認するなどの配慮もしっかりしてるから、大きいお兄ちゃんの方も安心して購入できるだろう。
もちろん私はデフォルトで注文。
伝票に「はなちゃん」と書かれようが特に問題はないので。
値段は、本体・おめかし4点セット(ボレロ・バッグ・くつ下・靴)・園児服3点セット(園児服・リュック・ズボン)で14700円(税込)で送料無料。
これは買いだ。
はなちゃん到着
11月発送予定と言われてガッカリしていたが、10月中に届いた。はなちゃんの外箱に紙で包んである感じだった。とりあえず中身を確認。 本体・おめかし4点(←装着済み)・園児服3点、うん、間違いなくすべて揃っている。
電池は付属しておらず、単2電池を4本装着する。持ち上げた時、はなちゃん軽いなーと思っていたが、電池を装着するといい感じに重くなって抱き心地は良い。あとは、自分のベストポジションに座らせれば準備は完璧だ。
動作確認
さあ、スイッチを入れよう。あれ、スイッチはどこ? うひょー、おしり部分のチャックの中にスイッチがあるんだけど。ドキドキするねー。 なんかちょびっツみたいだね。
スイッチを入れると「時間を設定してね」と言う。おお、しゃべった。思いのほか大きな声で、かわいい声だ。 はなちゃんを開けたら中の人が入ってるんじゃないのか? 音声で時間を設定する。例えば午後→5時→15分といった感じに入力するのだが、数字が2桁だと1桁ずつ入力しなければならない。 音声認識の辞書容量を節約したり回路を簡単にするためにこういう仕様にしたんだろうけど改善して欲しいものだ。 それでは、いろいろ話しかけてみよう。はなちゃんは以下の会話が可能である。
・はなちゃん!
・おはよう! ・ただいま! ・うらない!
・こんにちは! ・かわいいね! ・今何時?
・おやすみ ・元気? ・アラーム
・行ってきます! ・歌って!
・ホント! ・上手! ・ダメ!
例えば、「はなちゃん! 歌って!」と言えば、はなちゃんが自慢の歌を披露してくれる。 確かに良く見ると説明書にJASRACのマークが付いている。
私「はなちゃん! こんにちは!」
はなちゃん『こんにちは! ご機嫌いかが?』
うおっ、すごいな。どんなアルゴリズムを使ってるんだろう? とか、特徴量・音響モデルはどうなってるんだろう? とか思い始めたら危険。職業病かもしれない。会話内容によっては、対話もできるので楽しい。
アラーム機能を試してみる。時刻を設定しておけば、はなちゃんが朝起こしてくれる。 面倒見のいい、妹みたいな女の子に起こしてもらいたいと思っている人にはありがたい機能だろう。 やはり時刻の入力は面倒だが。
あと、花占い機能があって、雑誌の占いコーナーなんかにある今日の花みたいな感じでオススメの花を教えてくれる。 オススメの花と豆知識まで教えてくれる。
あまりのかわいさに私の手は自然と、はなちゃんの頭をなでなでしていた。すると、はなちゃんがしゃべってくれた。 頭にもセンサーがあったのか。これは驚きだ。会話だけでなく、コミュニケーションも取れるとは。 しかもボタンでなくて光センサー。これはいいなー。
しばらく放置すると節電モードになるので左手を握手して、はなちゃんを起こそう。 放置プレーしていると、たまに時間を教えてくれたり、独り言を言ってくれる。 これなら、寂しさも無くなるね。
さて、長いこと戯れていたら突然、はなちゃんの元気が無くなった。 調べたら節電機能のため夜10時〜朝8時まで自動的におやすみしますとのこと。 朝家を出て、昼仕事をして、夜家に帰ってくる人にはこの製品はお使いいただけませんってことかw
次は……
[2005/10/29 SewiG, マのたね(http://sewig.jp/)]